気づいたらストレス解消になっていました。
中学1年の時、音楽の授業とは別に、和太鼓に取り組む時間があったのです。
指導担当が社会科の先生だったので、不思議に思っていました。
和太鼓を習っていたのか、それとも他に理由があったのか、社会人になった今でも不思議に思っています。
https://tips.jp/u/sayurin/a/drstick
音源を聴きながら、割り振られたパートを覚えていったのですが、リズムが複雑になるとなかなか覚えられず大変でした。
初めは恥ずかしさがあったのですが、皆で音を響かせているうちにだんだん楽しくなってきました。
おなかに伝わる響き、一緒にたたく人との一体感などが合わさって気持ちが良かったです。
覚えた演奏は、その年の文化祭で披露しました。
11月という寒い中なのに、半そでTシャツにはだしはきつかったけれど、皆で響かせた音は今でも忘れられません。
演奏が完成した瞬間、たまっていたものがすっと抜けていった気がして、気づいたらストレス解消のアイテムになっていました。
「木曜日の6時間目は太鼓でストレス発散するぞ!」とクラスで言っていたことが思い出されます。
バンドでドラムを演奏する人もきっとこんな気持ちなのでしょうね。
中学2年から転校したので、和太鼓に触れたのは1年間だけでしたが、日本の文化に触れられた貴重な時間になりました。
和太鼓の楽しさと心を一つにして演奏することの楽しさ、大切さを教えてくださった先生に感謝しています。
母校では、今でも和太鼓をやっているのでしょうか。
もしやっているのなら、いつの日か迫力のある演奏を聴きに行きたいです。